Jungla de Cemento 南米在住アーティストのブログ

la voz del paraguay〜パラグアイで音楽、アート活動をするTomikoのブログ!Noisy Graphics! Rebel Music!

『チリ:音楽とデモ』UCLAの民族音楽学部のサイトでtomikoのデザインが紹介されました

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Hola!

Tomikoです。

私のデザインがUCLAカリフォルニア大学ロサンゼルス校のポータルサイトで紹介されています。

その民族音楽学部の「チリのデモ: 鍋とフライパン、歌とSNSと抗議」というタイトルの記事です。
南米のことをもっと多くの人に知ってもらうきっかけになる記事だと思うので、翻訳しました。

 

 

 

目次

 

 

 

UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)

https://www.ucla.edu/


有名なので皆さんもご存知かと思います。

私の大好きなケイトリン・オオハシさんが通っていた学校ですね。

⇩⇩⇩

 

本当に素敵な体操選手です。

ケイトリンさんに関してnoteに少し記事を書きました。

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note.com

 

ぜひ読んで見てください。

 

 

今回私のデザインを紹介してくださったのはこのUCLA民族音楽部(Department of Ethnomusicology)のポータルサイトです。

ではそのポータルサイトって?

 

 

Ethnomusicology Review

https://ethnomusicologyreview.ucla.edu/

これはUCLA民族音楽部で1984年から続くレビュー誌とのことです。

論文や、エッセイ、コラムなどを掲載しているようです。

 

今回私のデザインを掲載してくださったのは
Chilean Cacerolazo: Pots and Pans, Song and Social Media to Protest

チリのデモ:鍋とフライパン、歌とSNSと抗議

というタイトルのKaitlin E. Thomasさんによるコラムです。

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ethnomusicologyreview.ucla.edu

 

ちなみに日本の記事なら、関西ラップシーンを書いたものなどもありました。
関西のゲットーについて、それから少しだけど、ここで『Zainichi』と表記して韓国系ラッパーについても触れています。彼らは自分たちの民族性や疎外感を表明することを妨げる社会的風潮を目の当たりにしている。と。続きは読んでみてください。きっと言いたいことは、この国にある根強い偏見、差別というものに対してだと思います。もう少しこの辺を詳しく調べて欲しいところです。その点の関連なのか、右翼に関しても少し表記はあるけれど、日本の風習みたいな感じで深くは書かれていません。
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ethnomusicologyreview.ucla.edu

 

ハワイで日経移民たちが作ったホレホレ節について。

日本政府及びにアメリカ政府への憤りを表す手段であった。
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ethnomusicologyreview.ucla.edu

 

興味深い記事もたくさんあるので、ぜひ皆さん読んでみてください!

 

 

Chilean Cacerolazo: Pots and Pans, Song and Social Media to Protest

私のデザインとともに、タイトルがあります。

これはかなり、胸に響きますね。。

音楽とSNSとプロテスト、チリだけではなく私たちが日本で
体験してきたことではないでしょうか?

 

では内容を読んでみましょう!

 

https://ethnomusicologyreview.ucla.edu/sites/default/files/u60/cacerol_fig_1.png

Figure 1. Student Strike in 2012. Image from Creative Commons.

序文

2019年夏、チリでは公共交通運賃の引き上げを皮切りに一連のデモが1週間にわたって行われた。それは国民を巻き込む運動へと発展していった。労働者や中間所得層に大きな影響を及ぼし続けてきた政権への不満が一気に表面化する事になる。経済の脆弱性、所得格差、社会保険と年金制度の不備などが要因となっている。

中等・高等教育に満足していない学生ら、大きな格差のため社会面でも経済面でも希望を抱けない若者らは現政権の政策に不満を抱き、Primavera Latinoamericana(ラテンアメリカの春)蜂起とし、この運動を呼びかけた。ラテンアメリカの春の一連の運動のなかで2011年から2019年の間に起こった抗議のうち、2019年10月は、Xennial(ジェネレーションXのうちの75年以降から80年初頭)、Millennial(ジェネレーションY)、およびジェネレーション Zの抗議者の傾向について、興味深いものがある。チリがマネタリストから新自由主義へ、独裁政権から民主共和国への移行する間に成熟した世代である。彼らは情報拡散と影響力を高めるために3つのツールを用いた。カセロラソ(伝統的な鍋での抗議方法)、歌、ハッシュタグである。

 

 まずチリにおけるカセロラソについて、次にチリの人々の政治的戦いにおける音楽のあり方を説明したい。その歴史を踏まえ、2019年、ネット上に、路上にて人々が集まるきっかけとなる引き金なったのは人気の高い社会派ラッパーのAna Tijouxが#Cacerolazoをリリースししたことである。最後に曲のタイトルのハッシュタグについても解説したい。

 

 

 

Historical Context for Pots-and-Pans Protesting in Chile

https://ethnomusicologyreview.ucla.edu/sites/default/files/u60/cacerol_fig_2.png

Figure 2. Flyer for third round of national protests on July 12, 1983 in Chile. Image from Creative Commons.

1983年の抗議のフライヤー

 

長い間、ラテンアメリカの抗議活動の定番となっているCacerolazoもしくはCacerolazaは、デモのシュプレヒコールの伴奏として、鍋やフライパン、蓋などを叩いて音を立てることである。チリでは、1971年にカセロラソによる初めて大規模なデモが行われた。食糧不足と、経済不況が深刻化するにつれ増大する「家庭の経済的ストレス」に抗議した。特に女性たちがカセロラサの抗議を行った。食糧不足、空腹を象徴し、鍋やフライパンを叩き、鍋を満たすための食べ物がないこと、そして基本的な必需品不足を解消するための政策や支援にかけることを訴えた。(男性が行うとカセロラソ、女性だと女性名詞のカセロラサになる、こういう時こっちではCaserolas@みたいに書いて両方を表したりするよ!)

自発的に大きな声をあげ、自由に反対意見を表明する抗議方法のカセロラソは、地理において1973年頃までに定着した。独裁者ピノチェが権力を握った後、公な政治活動は危険な行為となり、カセロラソは行われなくなった。1980年代になり、経済危機により再びカセロラソの抗議が再びおこるようになる。その後10年、経済の崩壊により、教育、農業、医療、住宅などあらゆる部門において与えた影響は、2000年代になっても大きく反映されている。賃金の低下、高い失業率、年金不足により、さまざまな社会的プログラムの廃止に繋がり、政治においても経済においても困難な環境が生まれた。

 混乱の真っ只中で成長した人々には、不満を表明し、改革を要求することが、緊急の人道的要件であり、先進国としてのチリにおける幸福のための不可欠な行動となった。2006年、2011年、および2013年は、カセロラソによる抗議活動が行われた年である不満を可視化するためにカセロラソは用いられ、学生が主導した21世紀最初のデモの一つとなった。Xennial、Milennial、およびGeneration Zに当たる人々は、過去数十年以来の大きな脱落を経験してきました。 1980年以来、市立学校の教育において失策が続き、インフラ不足で悪質であるという明らかな怠慢の状態に置かれていた。困難にあったのは公立小中学校だけでなく、この時期は多く仕事が民間セクターに統合されている。競争力をつけるには訓練や専門資格、学位が必要ではあるが、高等教育や大学の費用(下宿、交通、教材)を賄うのは多くの人にとって不可能であった。2000年代初頭までに、入学者のうち10人に7人の学生が家庭で初の就学者であったが、84%の家庭や学生自身がその費用を自己負担した。チリの大学は世界で最も学費負担が大きく政府の学費負担は最も少ない。年収に対する比率は174%に達するという。

 

その結果、マイノリティは「una creciente segregación」(分離の増幅)に直面し、多数派に対して社会的および経済的流動性に届きにくくなる。これら2つのグループ間の亀裂は、年収の237%の違いで構成されており、チリはこの種の賃金格差がブラジルに次ぎ2番目に大きい




Song-Led Protest Culture

https://ethnomusicologyreview.ucla.edu/sites/default/files/u60/cacerol_fig_3.png

Figure 3. A musician raises his instrument in the air during a "symphonic tribute" to Chilean musician Victor Jara in Santiago, on November 10, 2019. Photo by Claudio Reyes/AFP via Getty Images.

ビクトルハラのトリビュートにてチリのミュージシャンが楽器を高く掲げる様子

 

 ピニェラ現政権が地下鉄料金の30ペソ(USD3.6セント)引き上げを決定した2019年、所得格差や崩壊へ不安を感じる一連の学生手動の抗議へと発展したのはそういう状況からである。チリの公的医療制度、高額な教育費と住居費、不十分な年金制度など。2019年10月18日の抗議はこれまで宣言されたことのない国家非常事態宣言に繋がる最も大きなものであった。平和的に始まった抗議に対する政府と軍による抑圧的な対応はTijouxのラップ、#Cacerolazoのリリースに繋がった。この曲において、学生運動の背後の同期や感情が明確に説明されている。そして2019年、音を立てるというチリの人々の伝統的な手法をを持って。なぜ全体的な感覚として #ChileSeCanso(#ChileIsTired)がデモ参加者の間で広まったのか。

 

 Tijouxは、政府の暴力と抑圧的な政策に対する抵抗を主導する最前線にいるミュージシャンであり、伝統的な手法をとっている。1950年代と60年代のヌエバ・カンシオン・チレーナでは、しばしば社会的な歌詞を伝統的なメロディーとアンデスの楽器によって表現された。ヌエバ・カンシオンについて多くが語られているが、ビクトル・ハラは最も影響力のある人であり、彼の死後数十年も進歩的なチリの若者を魅了している。彼の歌詞とパフォーマンスは、政治的権利とピノチェ政権に対する明白な批判であり、攻撃的なストレートさで、1973年に政権を崩壊させようとした曲を書いたことで拷問を受け、殺害された。ビクトル・ハラやそのファンが示したのは社会的な要因を生み出す人々への反抗であり、暗殺によって彼とその音楽は殉教者と左派の指標として揺るぎないものとなった。

    40年後の2019年の学生主導の抗議においても、ビクトル・ハラは市民に共感される声を残している。彼の音楽は抵抗の象徴であり続けたため、「El Derecho a Vivir En Paz」(平和に生きる権利)は、2019年10月下旬に「再考された」コンピレーションとして、再リリースされた。抗議の危機と原因を反映し、30人以上の人気のあるチリのミュージシャンが歌い演奏した。

 

  再リリースされたこのバージョンにはハッシュタグ、#elderechodevivirenpazがつけられ、曲のみならず多くの国民感情が広範に共有され、何万件も投稿された。チリ全国から世代を超え集まったミュージシャンによる抗議の歌詞はSNSを埋め尽くした。

 

Oppositional Resistance with Rap

https://ethnomusicologyreview.ucla.edu/sites/default/files/u60/cacerol_fig_4_0_0.png

Figure 4. Artwork for Human Rights in Chile by Tomiko Takino. Image from Twitter.

Tomiko Takinoによるチリの人権のためのアートワーク

 

あ、、、私のことですね。

 

 抗議が続いた2019年の秋、政府の対応はより厳しくなり、音楽に触発されたチリの反抗の波が広まっていく。社会政治的問題に正面から立ち向かうことで定評のある社会派ラッパーのTijouxは、時代の波にいち早く乗った。2019年10月20日チリ政府が異常事態宣言を発令し、ピノチェの独裁政権を思い起こさせるような夜間外出禁止令が公布されてから2日後のこと。Tijouxはシングル、#Cacerolazoをリリースした。

 

 

 

ラップはシンプルな形で、Tijouxの声と鍋やフライパンを叩く音、シングルビートで構成されている。ミュージックビデオは、火災、戦車、武装警官の中で、路上で抗議者の視覚的なモンタージュを表現している。警察が抗議者を蹴ったり引きずったりしたり、装甲車から逃げたり、警官の顔の横で鍋を叩いたり、混沌とした街を燃やす画像がラップの間ループしている。

 最初の9秒間は、タイトルが画面の中央に太字で表示される。ビデオ終了とともにサイレンの音が消えていき、黒い背景にもう一度表示される。チリの若者の大多数は、タイトルを認識し、ソーシャルメディアにジャンプし、ハッシュタグに関連付けられたコンテンツを検索して閲覧し、その後、ネットワーク内でいいね、投稿、コメント、リツイートする。これは、チリ人を結び付ける強い歴史的および文化的つながりを持つアクションとしてのカセロラソを呼び起こすために機能した。ハッシュタグは相互接続された仮想空間において物理的な距離を超えて新時代のカセロラソであるXennial / Milennial / GenerationZを立ち上がらせた。 

 

曲はリスナーに話しかけるニュースレポーターのような詩から始まる

En doscientos metros 200メートル

Gira a la derecho 右に曲がる

Y corre conchetumare 走れmotherfucker

Que vienen los pacos ポリスがやってくる

ここでCacerolazoがリピートされる。リスナーが頭を振る間に鍋とフライパンがリズムをとる。歌詞は続く。

Quema, despierta 燃やせ、立ち上がれ

Renuncia, Piñera ピニェラを辞めさせろ

Por la Alameda, アラメダによって

Es nuestra La Moneda これは私たちのラ・モネダ

Cuchara de palos, スプーンと棒

Frente a tus balazos 弾丸を前に

¿Y al toque de queda? 外出禁止令

¡Cacerolazo! カセロラソ

 

立ち上がり、ピニェラの辞任を呼びかけ、首都サンティアゴのメインストリートの一つで、抗議者の主要な集い場であるアラメダは、彼らのラ・モネダと歌う。軍事クーデターで1973年に大統領官邸は爆撃され、ピノチェが権力を握った。軍が政府に対し行使した暴力と、政府と軍が2019年に抗議者に対して行使した暴力を逆転させる表現である。ラ・モネダの爆撃は強制的で象徴的な出来事であるといえる。社会主義から独裁政権へ。70年代のモネダ爆撃と2019のアラメダストリートの類似点を描き、チリの歴史のターニングポイントを示している。

「弾丸」に対する「木のスプーン」は、非武装の市民が家から持ち寄ったもので、武装した警官の前にいることを描いている。デモの真意と背景にあるものを認めるための訴えを政府は沈静化しようとしたが、抗議者らは拒否したため、ピニェラはチリは戦争下にあると夜間外出禁止令を交付した。この宣言はすぐに、コミュニケーション言語の誤認であり、戦争のような軍事力に立ち向かえない、そんなつもりのない抗議者を、悪とみなした政権への反発は高まった。反対派の声は、抗議者と支持者をさらなるカセロラソに導いた。

  学生主導の運動の意欲を沈静化させるための極端な措置は、チリの人々が長い間経験してきた政治行動と同じであったという明白な不満が露呈された。デッカーは、米国のアフリカ系アメリカ人のラップトレンドにおいて、ワーキングクラスの黒人と都会の貧しい人々が闘争に紐つけられる。同じことが、ティジュのラップとチリの文脈でも観察きる。

 

 

No son 30 pesos それは30ペソじゃない

Son 30 años,  それは30年

La Constitución y los perdonazos 憲法と過ち

Con puño y cuchara 拳とスプーンで

Frente al aparato システムを前に

Y todo el estado, 全ての現状に

¡Cacerolazo! カセロラソ

 

引き金となった地下鉄運賃の30ペソの値上げは、抗議者の根本的な要求ではなく、本質はチリの経済、教育、医療制度が崩壊した2019年までの30年のことにある。憲法は時代遅れで効果がなく、自由を制限するものであったピノチェ政権の統治において、ペルドナスは、格差を広げ富裕層に利益をもたらしたチリの税制の変更を際している。

 

Tijouxは拳(連帯)とスプーン(非暴力)だけで武装した仲間たちがチリのシステムにどのように立ち向かったかを表現している。統一されたカセロラそが表す力は、統治に反抗することに対するTijouxの助言であるサタンザの最後のテーマとなっている。

 

Escucha, vecina みんな聞いて

Aumenta la bencina もっと燃料がいる
¿Y la barricada? バリケードは?  

Dale gasolina ほら、ガソリン
Con tapa, con olla 蓋と鍋

Frente a los payasos, ピエロの前で

Llegó la revuelta 反乱は起こった

Y el Cacerolazo そしてカセロラソ

 

はじめと同じ同じリズミカルな「カセロラソ」の繰り返しが続き、モンタージュは政治的な画像の背景をループし、チリの若者が元気に鍋を叩いているビデオや写真が映し出される。

「#Cacerolazo」で、Tijouxはラップを文化的に使用する音楽人口の中にしっかりと身を置き、「孤独、排除、不正に耐えることついて語る。彼女は政治的ラップを活用して、各自の体験を抑圧的な勢力への注意と行動の呼びかけに変換するメッセージとして伝えている。彼女が伝統的な手法とハッシュタグを曲のタイトルに用い、言葉のない方法(鍋とフライパン)で最も平凡な(家)からより極端な(抗議デモ)へと、行動に移す合図を送っていると言える。チリの人々はすぐに連帯して認識するのである。

 

Conclusions

https://ethnomusicologyreview.ucla.edu/sites/default/files/u60/cacerol_fig_5.png

 

 Figure 5. Protesters gather in Santiago to inflict improvements in the constitution and resignation of President Sebastian Piñera on the fifth day of social riots. Photo by Muhammed Emin Canik/Anadolu Agency via Getty Images.

サンティアゴに集まった抗議者たちは憲法改正とピニェラの辞任を求め、5日間の抗議を行なった。Muhammed Emin Canik氏による写真

 

 音楽を通じた反抗は、平等と変化を求める集団的基盤を確立した。キャッチーで記憶に残る叙情的なフレーズをエコーするスローガン(#Cacerolazoまたは#elderechedevivirenpaz)のハッシュタグなどのソーシャルメディア上の活動は、このプロセスをさらに強化し、その可視性と広がりを高めた。インターネットおよびソーシャルメディア文化の下でアルゴリズムで表示され、多くの人に行き渡る。ユーザーには、ハッシュタグスローガンの背後にある意味、またはそれが反映する経済的、政治的、社会的、人種的姿勢の即時認識は、一種の「社会的抵抗の青写真」、カセロラソを育てて団結する感情を表している。

 Tijouxのラップ(およびJaraの曲のリミックスに関連する#elderechodevivirenpazハッシュタグ)は、新しいデジタル・メディア・コミュニケーションとSNS、都市動員への影響を示している。曲の構成、演奏、配布状況の絡み合いと瞬時に共有され広まった自発性が重なり、ハッシュタグソーシャルメディアによって、従来の組織形式では不可能だったであろうイベントの規模を生み出した。オンラインとオフラインの世界に発信され、抗議者と支持者は要件を広め、独自のものにすることを可能とした。そのため、学生主導の要求が社会政治的構造のすべてにまで浸透し、最終的に大統領は、2020年4月に憲法改正国民投票を行うことを認めた。

 

 

まとめ

こういう内容の記事でした。

いかがでしたか?具体的に想像できるだけの情報量があったと思います。

私も当時チリのデモについてブログに書きました。

そちらも合わせて読んでいただければ、

何が起こったのかよく理解できるのではないかと思います。

 

arditomiko.hatenablog.com

 

ここでとても興味深いのはやはりビクトルハラやヌエバカンシオンのアーティストたちが残したものであり、人々の心の奥に今も生き続けているということ。

 

そして、これは日本でも言えるのですが、

ジェネレーションxの後半世代、ミレニアル、ジェネレーションZの社会的感性に注目してほしいと思います。

私ももちろんその世代に含まれます。

人生の半分はデジタル技術と共にありますから。

私を含むこの世代が直面してきた困難や不平等が、世界中で多くの抗議活動の動力になっていると思うし、それを拡散するSNSやインターネットのツールというもの。

全てが今世界共通の流れになっていると思います。

背景はそれぞれ違えど、困難に立ち向かっている状況には共通点がたくさんあるということです。

 

長くなりましたが、私のデザインを紹介していただいたこと、

とても嬉しく思います。

 

とても意味のあるレビューだと思いますし、私は日本人としてというか

世界の一員として、デザインしたもので、

理不尽や不平等に苦しむチリの情勢を

表現する何かが作れたこと

誰かに伝えられたこと

それがとても嬉しく思います。

 

パラグアイという中途半端な立ち位置から

チリの人々に大きく揺さぶられ

毎日自分にできることを探していました。

今も同じくです。

 

だから今回こうして長文の翻訳にチャレンジしました。

校正する元気が残っていないので

文章が酷くてもご了承ください。

 

調子のいい時に確認したいと思います。

 

南米の状況をこんなに詳しく書いてくださったことに感謝でいっぱいです。

 

 

では、少し寝ます。

 

xx

 

tomiko