Jungla de Cemento

la voz del paraguay

NO WAR:平和のための行進 パラグアイの歴史 入植、戦争、独裁が残したもの

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Hola!

toimkoです。

久しぶりのアストロナウ平。

 

目次

パラグアイの歴史

 

パラグアイの歴史

アコスタニューの戦い

パラグアイでは8月16日、アコスタニューの戦いで命を落とした少年兵を追悼するこどもの日がある。

19世紀の三国戦争でほとんどの成人男性を失ったパラグアイ

約3500人の9歳から15歳の少年兵がその日、2万人のブラジル兵相手に戦ったと言われている。南米最悪の歴史と言われるアコスタニューの戦い。

9歳以下の子供たちももちろん戦地で武器を運ぶなど手伝いをしていたという。そんな幼い子供たちも、皆殺されてしまった。

もはや戦争ではなくただのジェノサイドであったという。

 

政府は認めていないが、パラグアイでも他の南米諸国同様、奴隷売買が行われていた。

アコスタニューで戦った多くは奴隷として連れてこられたアフリカ系移民だったという。最近、歴史学者が発表した。

かつて人口の50%を超えたといわれるアフロ・パラグアージョ、現在は1%、近隣諸国へ移住していった人もいるとはいえ、多くは三国戦争というジェノサイドの犠牲となったことは言うまでもない。

 

もちろん、ブラジル側の兵士も多くがアフリカから連れてこられた奴隷たちだったという。

 

 

当時、繁栄していたパラグアイを良く思っていなかったイギリスがアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイの状況を利用して、けしかけた戦争と言われている。そういう意味で、この戦争を率いたマリスカル・ロペスは名誉回復がなされ、英雄として、ナショナリズム高揚のため、現在も利用されている。

 

理不尽すぎる戦争だけに。。。

結果の見えた戦争だけに。。。

全てにおいて悲惨な歴史で、

何が正しいかなんてわかるわけもないが、、

後の政治家たちが統治のため、作り上げた英雄としてのロペス像に対しては、めちゃくちゃ違和感を感じる。

 

だってね、国の成人男性のほとんどが死んでしまったんだよ?

もう一回言うと、当時人口の50%だったアフロ・パラグアージョが、現在は1%。

長い歴史の中で他国への移住を選んだとしても、減少率がおかしすぎる。。

 

これを勇敢というのか?

私には言えない。。

国を守るより、子供を守れ。

誇りなんかより、未来が大事だ。

 

歴代政治家が統治に利用したナショナリズム

私にはやっぱり無理だわ。。

許せない。

歴代の政治家たち。

ナショナリズムのための歴史利用。

許せない。

人の命をそんなものに利用するな。

 

 マダメ・リンチは世界的にもそこそこ有名ですが

この人の夫こそマリスカルロペス。

やっぱりどうしても私には、パッとしない。

苦しむ農民たちのために立ち上がったんならわかるけど。。

国土拡張合戦に国民を巻き込み

更には奴隷や先住民族の子供たちを壁とし

それでもなお戦い続けたんだぜ?彼ら…

ナショナリズムがどれだけ大切ってんだ?

 

植民文化からの独立というのが根底にあるのはわかる。

独立後も続く、ヨーロッパ諸国の支配から逃れるためかもしれない。

けど、、、

私にはやっぱり正当化できないわ。。

いつまでたっても過去の栄光を取り戻せないパラグアイでは

ヒーローの再定義が行われ、ロペスやマダメ・リンチは

英雄として語り継がれる。

 

 

新たなナショナリズムの提案は先住文化の利用

その後長期に渡るファシズム政権で奪われた

先住文化を取り戻すため、グアラニー文化への見直しが行われる。

これは必要なことだと思う。

しかし、現在ではこの先住民族の血統を誇りに思う!とかいう歌がヒットチャート。

ってかチャートなんてない。これくらいしか歌もない。

どうかしてる。この国。マジで。

RAZA血筋及び人種を指す言葉が多く歌われる。

これには先住民族との混血文化が関係しているんだけど。。

虐げられる立場の血筋を皆が引いていることに

劣等感を感じていて、その裏返しで

先住民族を称える。けど、街中で出会う先住民族に対する

多くのパラグアイ人の眼は酷い。。物凄い矛盾なんだけど、、、

自分たちを正当化すること、更には民意の高揚には

先住文化は必須なのである。

ほんとうに曲がりくねった歴史を抱えている。

 

 

arditomiko.hatenablog.com

 

パラグアイの衰退と奪われた文化

南米一の都であったパラグアイは、三国同盟戦争の後、

没落していく。

悪く言えば、ヨーロッパ諸国の思惑通りに、

文化を失い、知性を失い、働き手を失い、手の内に収まる。

お陰様で、現在では南米一発展の遅れた国となっている。

 

その後も、多くの文化的模索が行われるものの、、

またもチャコ戦争により奪われ、近代では独裁政権

完全に文化を閉鎖した。

 

新聞社が先日一枚の画像をUPした。

文字はわかっても誰も内容が理解できない。

それがパラグアイ人。そういう内容だ。

最近の調査結果をもとにした記事であるが深刻である。。

基本的にこの国の人は言語(日本語かスペイン語か)ではなく、

言葉(話の内容)が伝わらない

と感じることが多いのであるが、理解力と想像力が恐ろしく乏しいのである。

お陰で国民の幸福度は高い。

思考力と知性が奪われているので、皆ハッピーなのだ。

完全なコントロールである。

素晴らしい国だ。。。

 

 

発言と思考の自由を求めて

ただ現在はこういう問題について

口にする環境も少なからずある。

有識者も発言を始めている。

しかしながら、核心をついていない。

その部分をあやふやにしてしまっているのである。

とはいえ、言論の自由は一応あるのだろうと感じることも多い。

 

支配、独立、戦争、独裁

傷だらけのこの国がどうすれば

国旗に刻まれた

Paz y Justicia 平和と正義(正義というか公平な判断じゃないかな)

を得られるのか、、、

汚職率世界ランク、、、

みんなが本気で考えないと、

思考力は戻らないだろうな。。

 

前置きは長くなったけど、、、

 

チャコ戦争終戦記念日

休みに参加した宇宙飛行士学校が

平和の行進に参加するというので

私達も行ってみた!

 

これは三国同盟戦争後、復興を目指すパラグアイに再び降りかかった

ボリビアとの燃料戦争、チャコ戦争の終戦を記念するパレード。

 

もう二度とこんな歴史を繰り返さないために

息子か夏休みの特別講習で通った

宇宙飛行士学校の子供たちが歩くというので

参加した。

 

 宇宙飛行士学校については

↓↓

arditomiko.hatenablog.com

arditomiko.hatenablog.com

arditomiko.hatenablog.com

 

息子、平和のためのパレードに参加!

まずはビデオで。

どうぞ。

 

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骨折のせいでつなぎが着れない。。 

 

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バトントワリングにマーチングバンド

 

 

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各学校の選抜部隊がずら―――――っと行進を行う。

 

 

 

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息子も立派に歩きました!

 

 

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独裁から解放されてまだ30年ほどしか経っていないこの国

精神の近代化に向かって前進して欲しい。

 

私達移民がすべきこともたくさんあるんだろうな。

 

移民にとってナショナリズムほど恐ろしいものはない。

 

 

xx

 

tomiko