Jungla de Cemento

la voz del paraguay

南米パラグアイ在住の画家、音楽家、Ardiのブログ

スペイン語知識ゼロで渡ったパラグアイ。仕事が決まりたまたま移住することになり、1年半。アラフォー、シングルマザー、ひょんなことから息子を連れ海を渡る。見た目はラティーノ中身は生粋の大阪人ardiの南米移住奮闘記です。 スペイン語日記や、学習覚書など、、こちらの暮らしに必須なスペイン語習得を目標に更新しています。

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墓場から知るパラグアイ マダム・リンチってどんな人?

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パラグアイの旧市街、セントロと高級?(とは言えないけど。。。この国ではそうかも?)ショッピングタウン、ビジャモラの中間地点、レコレータ/Recoletaという地区。

ここにはパラグアイの偉人たちが眠る大きな墓地がある。

え?アルゼンチンじゃないです。パラグアイ

アルゼンチンのレコレータ墓地は有名ですよね。

パクりなのかそうでないのか、レコレータという単語に聖地というか墓地的な意味合いが含まれているのかはわからないけれど。

 

 

夕方墓地へ。

肝試しじゃないよ。

私そういうの無理な人。

この日はレコレータ墓地でパラグアイの偉人劇があるというので

SoleとMarceloが誘ってくれた!

 

到着してみると長蛇の列!

日本だとこういうのじいちゃんばあちゃんの専売特許というか、、

けどこの日はオシャレした若者が多く集まってた。

子供連れも多かったよ!

写真は順番待ちの間にインタビューを受けるMarceloとWe are Rockers!なSole

 

結構待って入場したころにはもう暗くなり始めてた。

一番初めに登場したこの女性は Juana Pabla Carrillo Vianaという人の亡霊です。

この方は昔々のパラグアイ初代大統領、カルロスA.ロペスさんの妻。

息子はパラグアイで知らない人はいないマリスカル・ロペス(フランシスコ・ソラーノ・ロペス)さん。

てか私は道りの名前で憶えたんだけどね。。

この方、夫である初代大統領の話を面白おかしく語っておられました。

 

これはパラグアイの空港の名前にもなってる

シルビオ・ペッティロッシさんのお墓。

若くして航空事故で亡くなった世界中で活躍したパイロットらしい。

お墓のいたるところに役者さんが待ってて寸劇をして

パラグアイの偉人を紹介してくれる。

けど、とにかく暗いので写真ちょっとしかないです。。。

 

 

ロサ・ペーニャさん。

一つ前に出てきた(写真暗くてない)

スペラッティ姉妹らと学校を建てるなど

教育システム整備に尽力したみたい。

Juan Gualberto Gonzálezって大統領のご夫人だって。

 

これはちょっとおもしろかった泣き女。

泣けば泣くほど香典もらえるとのこと。

泣きっぷりがとても豪快で、ユーモアがあってこのツアーの見せ場になってる。

 

この人はエリヒオアジャラさん。

パラグアイの元大統領らしいけど、詳細がわからなかった。

というのも午前中もスペイン語でみっちり二時間講義を受け、

その後授業をし、仕事終わりにここに来たので、

もうここまでくるとスペイン語が耳に入らない。w

すんません。

 

スペイン語が微妙な私だけど

この方は素敵だなと思った。

ラフィーナ・ダバロスさん。

役者さんも凄く頭のよさそうな方で、ステキだった。

女性の権利の為に戦った1900年代初頭のパラグアイフェミニストだね。

この日一番、ドキドキした。

だから、この人がマダム・リンチかと思った。

私のイメージでは女性の偉人=こういう人なのです。w

頭が良くて、自立していて、本当にかっこいいと思った。

違ったみたいw

 

ラストは日本でもお馴染みの

マダム・リンチ

こっちではマダメ・リンチといいます。

マダメリンチって通りがあってこれってもしかしてマダムリンチのこと?

と思っていたけれど、その通りらしい。

かといって私はこの人が何をして有名になったのかは知らない。

アイルランドからパラグアイに渡った女性。

パラグアイの英雄と呼ばれるマリスカル・ロペスの妻という。

リスカル・ロペスは父、カルロスAロペスに次ぐ二代目大統領で、パラグアイという国を守った人物と言われている。

ロペス家による政権は国土拡大主義であり、軍事力強化に勤しんだとのこと。

一方で義務教育導入や鉄道整備などはこの親子の政権の功績でもあるという。

1800年代、近隣諸国とは違う意味での発展を遂げたパラグアイ

南米でいち早く植民地支配から独立したらしい。

アルゼンチン独立へのプレッシャーをかけたことにより我先にと独立したことで反感をかった背景もあるだろう。

ブラジルやアルゼンチンがヨーロッパ資本を得て、近代化を推し進め、

国土拡大に躍起になっていた頃、

南米土着勢力としてのパラグアイの存在がターゲットになったのかもしれない。

結果、イギリス資本の3国同盟(ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ)との戦争の敗北によって国民の5割、成人男性の9割を亡くした。

南米にもともとあったもの、支配の歴史、新たなる支配、発展、多くの事柄が絡み合ったラテンアメリカ史上最も悲惨な戦争である。

イギリス領のアイルランドから来たマダム・リンチは、パラグアイの為、母国に対立しロペスと共に戦った。故に多くの支持を得ているのか。

この戦争で戦死したロペスは国を破壊に導いた独裁者とされ糾弾され、リンチも国外追放の処分を受ける。

しかしながら後に名誉回復がなされ、英雄としてロペスはパンテオンに、リンチはここレコレータに祀られている。

おそらく以降も続く国土獲得合戦で、ナショナリズムの高揚が不可欠だったため、象徴としての英雄を定めたんだと思う。

 

うーーーん。戦争についてはよくわからない。

のでどうにもこうにも思えなかった。

南米大陸に未だに横たわる大きな闇は

植民地支配と、先進国と呼ばれるような財力を誇る(もしくは、財力を得たい)国々の政治干渉の歴史であると思う。

今世界では場所を変え同じことが繰り返されている。

そう考えると、ロペスは確かに英雄と言えるかもしれない。。。。

パラグアイの独特の発展とは経済力でもなく

渡来文化と融合した先住文化であると思われる。

ヨーロッパ化されなかったことが、多くの悲劇を生み出した一因でもあるのではないか。

まだまだ、スペイン語が不十分なので憶測にしか過ぎないけれど。。。

 

200年近く前に起こった悲劇を

場所を変え未だ行う、大義名分の為の戦争。

いったい何なんだろう。。。

 

この墓地は本当に美しい。

何とも言えないこの雰囲気。

夜に墓地ツアーなんて、、、

日本ではちょっと怪談的なイメージがあるけど

まったくそんな感じじゃない。

死者への敬意とイベント自体のユーモアがある。

パラグアイの芸術の素晴らしいところは

ユーモアセンスだと思う。

これといった前衛性も唯一無二の表現力もないが

ゆるーいユーモアとちょっとしたセンスの良さがある気がする。

 

それはTOPのフライヤー写真にも反映されている。

決して美しくない写真であるが、

なんとなくセンスが悪くない気もする。

いや、不快ではない。

しかし何度見ても決して美しくない。。

この感じは何なんだろう。

わからないけれど憎めない。

 

先に書いたように、戦争によって成人男性を多く失ったパラグアイ

比率が戻るまで半世紀もかかったという。

そのせいか否か、この日紹介された偉人には女性が多かった。

英雄と呼ばれる人はパンテオンに眠っているということもあるし

一概には言えないのかもしれない。

男性が少ない=女性不利な部分も確かに多いとはいえ、

(一夫多妻が一般的だっただろう→女性の権利問題を思うとフェアじゃない)

国民に愛される女性が多いという点は

やはり日本にはない感覚である。

女性の在り方が全く違う。

男女平等が進んでいるかといえばそうでもない。

在り方がとにかく違うのだ。

 

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文化や習慣というものは

国によって良くも悪くも違う。

良い部分をかけ合わせてしていけばきっと素晴らしい。

けれど一番簡単で一番難しい事なんだと

こういう歴史を知れば知るほど思う。

時代は多様性に向かって進んでいくから、

多くの可能性がそこにはあるはずだ。

画面一つでつながれる世界がある現代

私達はそれを認めざるを得ない。

だからこそ、今後は

教育された概念よりも

真のJusticiaを個人が身に着ける必要がある。

テクノロジーの発展と共に

賢明になるべきは私たち個人なのである。

個人が発信できる時代の中で。

 

 

xx

 

Ardi

 

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