Jungla de Cemento 南米在住アーティストのブログ

la voz del paraguay〜パラグアイで音楽、アート活動をするTomikoのブログ!Noisy Graphics! Rebel Music!

路上

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アルゼンチン旅行で、初めての路上ライブの後

やっぱりパラグアイでも、、、

やってみたくなってしまった。。

私の海外初路上ゲリラライブの様子は過去記事からどうぞ。

いや、日本でもやったことなかったか。。。

私歌は好きだったけど、自信なんてなくて

ましてやギターに至っては苦手意識しかなかったもの。

弾き語りでの初ライブは2014年ですから・・・

歴史浅い。笑

↓↓↓

arditomiko.hatenablog.com

 

そして訪れたのが旧市街

セントロ。

息子は相変わらず折り紙を披露して勝手に友達を作ってる。

 

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公園で弾語りをしてみると

子供達が集まってきて、

ハーモニカのおっちゃんがセッションをしてくれた。

 

 

 

路上両替商のおっちゃんらも喜んでくれて

数少ないスペイン語レパートリーを披露。

 

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夕方を過ぎて、通りで再び

誰も人がいない。

けれどビルのおかげで声が物凄く反響する。

マイクいらず。

ただギターの音はなかなか通らない。

 

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同じくギターを持った人に声をかけられ、

その場で演奏。

その時撮ってもらった映像が

↓↓↓

 

Geniaa @ardi_universe Y jiumpei Canción: three time. (San kai)

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パラグアイではこんな目立つことをしても

ほぼ無反応である。

打っても響かない国だ。

 

 

とても難しい。

いろんなことが難しい。

 

けれど、完全にパラグアイからして全てにおいて想定外の私は

良い意味でも悪い意味でもここでインパクトを与えられると思う。

 

私はキレイに歌を歌いたいんじゃない。

人に歌を聞かせたいんじゃない。

そんな自信もないし、カッコいい人間でもない。

もっと生きている感覚を共有したいんだ。

 

皆が躊躇も虚栄心もかなぐり捨てられるような

ちょっと楽しくて、あるがままの感覚を

共有したいから歌っているんだ。

 

音楽に伝えられることはたくさんある。

何を伝えるかは人それぞれ。

 

パラグアイ若い人たち

アドバイスを求められたりすることも多いけれど

歌には表現力が必要だと思う。もちろん最低限の技術もだけど。。

独りよがりにならず、もっと周りの反応を見ることが必要。

多くの人の前で、反応を見ながら空気を作っていくことも

ミュージシャンにとって必要なんじゃないかな?

 

歌の向こう側が見えるかどうか。

その人のキャラクターが見えるかどうか。

ちょっとした息づかいや仕草の中にも

そういうものは全部入っている。

勿論それを創り出すこともできるし、

作っても装っても丸見えなことだってある。

きっと両者のバランスが歌い手のキャラを作る訳で。。

自分の特徴をもっと出して、プラスでキャラを補ってやればいいと思う。

 

物まねカラオケじゃないんだから。

皆同じ歌い方だと気持ち悪いす。。。

特にスペイン語は私にとって外国語なので、、、

はっきりとした違いがないと、皆横並びに見えてしまう。

私ほど特殊になれとはいわないし、

この強烈なキャラには自分でもうんざりしている。

どこか一瞬だけ強烈さがみえるってのはいいと思う。

ふとした瞬間に見えるその人の特性として。

私は多分、世界どの国行っても日本人としてではなく

日本語歌手としてではなく、tomikoという固有名詞で認識されると思う。

それが自分の強みだと思ってます。

 

そして場数を踏んでなんぼのもんなんですよ。

その臨場感に成長させられるから。

ステージに立たなきゃ始まらないんです。

だから、ネットの世界から現実世界のステージに移るべし!

と一番伝えたいかな。

だれかスペイン語に訳して。笑

 

 

でもまずは、

自分というキャラクターを確立させることに必死になればいいんですよ。

若いうちはきっと。

苦しんだり、挫折したり、諦めそうになったり、

反対に、喜びや、楽しみ、幸福に胸躍らせたり、

そういう経験を積み重ね、しっかりと感じることで

エネルギーは確実に蓄えられる。

 

とにかく熱心に取り組んで、続ける事も大切。

10年やったらプロっていわれたことがある。

んなわけあるかい。。

いや満更でもないなと最近は思う。

同じことを10年続けたら、周りの景色はガラッと変わるもの。

続けている人はもう周りにほとんどいないかもしれない。

認められてもっと違う場所で活躍しているかもしれない。

わからないけど、それくらいいろんなことがある。

10年という時間の中には。

そんなことをふと思っていたおばちゃまです。

 

なんて、、、、言ってますが、

ギター歴20年以上、ステージ歴30年の私、

人に教えられることはなんもありませんわ。

増えていく歴だけが私に凄みを与えてるんちゃうんか。爆笑

(=ただ時間を浪費してるだけ)

まあええわ。。

 

私は歌の技術云々より、

よくわからない高揚感のようなものをシェアしたい。

もちろん努力はまだするけど、

もうキャラも定まっちゃってるし、今から技術を言うより

もっと違う部分を伸ばすほうが大切だからね。

 

街角で皆が思わず踊っちゃうようなことを

いつかしたいと思う。

 

でも、言葉も通じない何もわからない

もともと興味も事実も皆無のキャリアも捨ててやってきた

この土地で、私は自分を子供のように思っています。

 

今は何もかもを始めたばかりの

子供のように、

ガムシャラで

学習意欲とチャレンジ精神を持った

子供のように、

ありたいと思う。

 

だからここに書いたようなことは

いつも自分に言い聞かせている。

まだまだ若い私ではありますが、

中二病的な計り知れない過剰さというものは

さすがにもうない。笑

だからこそ本物の若者にそういう強烈さを

求めてしまうのかもね。

 

一から始めよう。

いくらでも。

いくつになっても。

自分をスタートラインに押し戻す

勇気を持っていたいと思います。

 

ストリートミュージシャンとして

生まれたばかりの私。

ここから10年何が起こるかな。

 

 

xx

 

tomiko