Jungla de Cemento 南米在住アーティストのブログ

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【XM24】 イタリア・ボローニャの反ファシズムの象徴

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Hola! Tomikoです。
今回は旅行記はお休み。
CICOがイタリアから持って来た

この旗が示す「XM24」ついてお話したいと思います。

旅の途中、話を聞いたけど

でもちゃんとは理解できてなかったから

帰ったら調べようと思ってました。

もちろん日本語の資料なんてあるはずもありません。

 日本でご存知の方おられますか?

 

英語の資料なら若干ありますが、イタリア語が理解できず

完全ではないと書いてありました。

 

という訳で、私の説明も完全ではありません。

それどころか、簡単な紹介程度にしかならないでしょう。

ご了承ください。

 

XM24とはなにか。

https://scalar.usc.edu/works/sage-burns-street-art-analysis/media/XM24.JPG

これは倉庫跡に作られた文化施設で、ライブスペースはもちろん、ビーガンフードのレストランや無料で利用できるジム、自転車ショップなどもある。

アートや音楽、安全な食の提案、サポートと反ファシズムの行動が直結した空間と言えるのではないでしょうか。

2000年、経済協力開発機構のサミットへの抗議団体から生まれた。

反資本主義、反ファシズム、平等などを訴える団体などが融合して形成された。

後にボローニャにある古い倉庫を占拠し、活動拠点とするようになった。

 

https://scalar.usc.edu/works/sage-burns-street-art-analysis/media/Anothermural.jpg

しかし、翌年2001年には立ち退き勧告を受ける。

政府は別の土地を非公式に引き渡したらしい。

しかし、それは非公式であったために、

後々も所有権は認められず、政府の圧力は続く。

 

XM24は、反ファシズムの象徴であり、労働者、移民、活動家、LGBTQなどのコミュニティ、要はファシズムにより影響を受ける人々のための場として進化していった。

政府はそれを脅威とみなし、圧力を強めていく。

 

2013年、ボローニャ市はXM24の隣接地の都市開発を決定する法案を可決。

立ち退きを要求。

これに対しメンバーらは反発、交渉の末、現状維持で一時合意するものの

市は非公式性を主張、この後も所有権問題は継続する。

 

立ち退き

2019年の夏に本格立ち退きが始まったらしい。

その後の11月15日に一部をXM24メンバーが占拠。

12月には資産の差し押さえが決定。

衝突が続いている。

 

ちょうど私たちのツアーの間にも警察による強制排除があったとか。。

私の言語力では、自信がないけど。。。

 

TOP画像はそれを受けてのものです!

ファシズムの象徴として、

また、貧困問題に取り組み、移民、LGBTQコミュニティの

スペースとして長年、ボローニャという街の文化と多様性を

守り続けてきたXM24に賛同します。

 

このまま、弾圧されるのはとても理不尽です。

 

こういうスペースが日本にもあればいいと思う。

もちろん、そんな風に簡単に言えることではないけど。。

 

けどね、これってある意味、理想形であり、

それが弾圧を受けているということは

世界で反ファシズムや格差、食の安全、

移民問題などについて

訴えている私たちにとっても

脅威であると認識すべきだと思うんだ。

 

だから、イタリアのボローニャって街の

小さな倉庫のお話だけど、

是非多くの人に知っていただきたいなと思いました。

 

I ♡ XM24

 

xx

 

Tomiko

 

 

 

 

 

 

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