Jungla de Cemento 南米在住アーティストのブログ

la voz del paraguay〜パラグアイで音楽、アート活動をするTomikoのブログ!Noisy Graphics! Rebel Music!

39 times around the sun!!!

39歳

Hola! Tomikoです!
私11月10日に39歳になりました!

なんとなく、、、

まだ若くいたい!なんて願望から、、、

いや、若く見られるので期待を裏切りたくないという

変な気遣いから、、

年齢も誕生日もふせがちに、、、

もう、いいでしょう。

おばちゃんやけど、何よ。です。

人生の前半戦最後の年の始まりです!!!

40歳の壁。

どうでもいいことだけど

やっぱみんな、考えるよね。

もう絶対に若者じゃない。

40歳は。

いや、若者のままでなんていたい訳でもない。

どっちかというと、そろそろ、

認めてほしい。俺凄いやろ?とか

そういうんじゃなくて。。。

いつまでも、街歩いてて、おいクソガキ!

扱いがつらい。。。笑

例えば、電気屋に行って、ひやかしと思われるのがつらい。

まじで買いたくて来とんねん。

キャッシュで一括で買うし。。

でも、お前の来るところではないみたいに扱われるこの悲しみ。。

 

例えば10歳~20歳年下から口説かれてる時もつらい辛いよね。

なんとなく、詐欺な感じがする。

いや、私は何も悪くないけど。。。

ちょっと年齢言う切っ掛けを失う。

言わんでいいけど、詐欺な気がする。

何この犯罪感。うしろめたさ。私何にも悪くないけど。

 

てかもう、最近は年上に相手にもされない。爆笑

どんだけガキ臭く見えるんやろ。。私。。

 

しかしよく見たら

明らかに、今じゃ子供のころに見た

おばあちゃんの皮膚の方に近い。

しゅわしゅわーってなってきたわ。皮膚。

こんなばばあ捕まえて、そんなガキ扱い。。。

さすがに堪えます。


 

5年前の私。34歳。にしては、ガキ臭いファッションではあるが、、

まあ、今と同じ服着てる。笑

体系も若干太ったとはいえ、そこまで変わってない。

でも、明らかに皮膚がおばあちゃんになってるし、

たるみがひどい!

 

本人的にはめっちゃ苦しんでる。

老いというものに。

向き合ってるつもりだけど

ちゃんと認められない部分もある。

ぎゃーーー、こんなんいやーーー!みたいな。

 

白髪、たるみ、しわ

鏡を見るのが憂鬱。

気付けば周りは年下ばかり。

偉そうにもしたくないし、

日本じゃ、メインストリームには歳取り過ぎ

なんて言われたし、

なんとなく、年を隠すようになって、

誕生日も極秘に。

 

でもーーーー!

もういいです!

もう、人生前半戦最後の年だから!

開き直る!

 

 

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エストのくびれもなくなった。

毎日よくむくむ。。

ましてや、発展途上国に移り住んでから

オシャレなんてできもしない。。

 

若さも美しさも失ってしまったけど、、、

それでも今の暮らしは幸せであると思う。

 

いや、ここじゃない感はめちゃくちゃあるよ。

とはいえ、幸せだと思う。

 

これは10年前、29歳の私。

ここに来るまで、写真すらほぼない。

この時点でも自撮り写真が数枚ある程度。

 

この時そのことに気が付いたの。

私、写真すらない。

息子と一緒に写ってる写真すらろくにない。

 

そんななかこのワンピースに出会った!

音符柄の赤いワンピース。

それに、

息子が卒乳した後、どうしてもブリーチしたくて、、、

こんな頭に。笑

これまで抑え込んでいたものが爆発した。

 

このワンピース。

これまで、ワンピース何て着たこともほぼなかった。

少なくとも15歳こえてからは

成人式も、結婚式もなし。

キレイなカッコ何てしたこももない。

何故?

お前はそういうキャラだろ?周りの意見はそう。

 

 

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これが20代の私。15年前?

今とは別人。

中身は変わってないし、やってることはほぼ同じなんだけど。。

ノースリーブの服すらほぼ着ることがなかった。

メイクをすることもほとんどなかった。

自分の存在を肯定できなかった。

本当に日陰の人生だった。

 

でもこのワンピースが勇気を与えてくれた。

以来ミニスカートで堂々と街を歩けるようになった。

 

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周りは気が狂ったって思ってただろう。

ティーンの頃の私を知ってる人なら

元に戻ったって思うだけだろうけど。

それから人生が楽しくなった。

好きな服を着て、好きな場所へ行く。

当たり前の事ができるようになった。

30歳を目前に。。。

多くを浪費したな。

 

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表情もすっかり変わった。

日陰よりも日向が好きになった。

 

私は15歳の頃に性犯罪の被害者となった。

その後も多くの性差別や偏見に苦しんだ。

だから極力目立たないように生きたし、

人の影で名前を伏せた仕事ばかりして来た。

 

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これが妊娠前最後の作品。

この後、長い休暇に入る。

もう精神が限界だった。

いくら作品を作っても自分のものと思えなかった。

自分の名前で仕事がしたい。

そう思うようになった。

 

 

 

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だから思い切って新しい人生をスタートさせた。

 

街を歩くのすら怖いって思ってたし、

女に生まれたこと死ぬほど悔やんだし、

お陰で人生を浪費してしまった。

 

けどね、時間はかかっても乗り越えられる。 大丈夫だよ。

 

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初めてサインを入れたのは

この作品かな?

 

その後もたくさん失敗して

何故か、今パラグアイで立ち往生する羽目になったけど

それはね、やっぱり、

私として生きたいと望むから

 

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未だに何もつかめてない。

遠回りし続けてる。

やりたいこともできてない。

でも、自分なりの人生を楽しめるようになった。

 

音楽がやりたい。

なんて、言葉にすることもできず

働き続けた20代

それでも、ほぼ100%の時間を地元シーンに費やしてきた。

 

きっとそれが今の自分の土台になってる。

 

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日本でゼロ。

家財品すらない暮らしから再スタートして、

パラグアイでもゼロ。

常に振り出し。

いつになったら前に進めるんだろう。

 

わかんないけど、

今私は自由を得た。

自由ではない。

そんな経済力がないから。

でも、息子は私たちの暮らしを

自由と言う。

 

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私の幼少時代は不自由そのものだった。

いつも逃げ出したいと思っていた。

多くの束縛。プレッシャー。

だから、誰よりも束縛を嫌う。

 

こんな親の子供が自分たちの暮らしは自由だという。

不思議だね。

 

きっとね、今私は一つの夢を実現した。

 自由を手に入れたから、それを息子も感じているんだと思う。

 

一張羅の服はこの国では手に入らないけど、、笑

陽の当たる大通りを口笛拭いて歩くことができる。

死ぬ前にたった一度の夢を叶えたのである。

 

この曲はLGBTコミュニティに向けたものと言われているけど、

私にとってもテーマソングだった。

 

もう二度と胸張って何て歩けないと思ってた私には。

 

死ぬ前にたった一度でいいから

陽の目を浴びたい。

それが願いだった。

 

 あの写真に写ってる15年前の私より

今の私が好きだ。

 

だから私は幸せだと思う。

 

多くを失った。

若くもないし

美しくもない。

海外で一人子育て。

滅茶苦茶。

トラブルの毎日。

 

でも、今の方が何倍も

幸せだって言える。

 

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だから、お誕生日おめでとう私。

もう泣いても笑ってもこれで人生の前半戦はお終い。

ロスタイム思いっきり楽しもう。

 

死ぬ前にたった一度じゃなくて、前半戦で早くも

願いを叶えたんだから

結果オーライと言える。

 

みんないろんな苦しみを抱えて生きてると思う。

私には抱えるものしかなかった。

けどね、知ってほしいのは

抱えてる苦しみを目の前にぽいって

置かれても気にならなくなる日が来ることがある。

 

切っ掛けが何かとか、

そんなことはわからない。

ただ単なる時間なのか、

気持ちの変化なのか、

それよりもごっつい苦しみを背負うからか

人それぞれで

いろんな要因が関係すると思う。

 

けど、苦しんで苦しんで

もがいていたことを凝視しても、

不安を感じなくなる日が来ることもある。

 

長い道のり何があるかわかんないってことだね。

まだまだ知らないことだらけ。

 

だってまだ前半ロスタイムだもの。

サッカーだったら、全然ひっくり返せるやん。

 

かっこいいおばあちゃんになるのが夢だけど、

まだ中途半端に若く見られちゃう年代、

若さにしがみつく気はなくても

老化に対して物凄く敏感になっちゃうのは仕方ないね!

 

まあ、当分マダムな雰囲気を醸し出す気はないし

そんなん無理やし、、、

ぶっとんだおばちゃんで行きますわ。

 

今後は、開き直って言いますよ。

私は39歳です。

私に若さを期待しないで。

 

 

xx

 

tomiko